名古屋市の糖尿病・内分泌 内科クリニック TOSAKI スタッフによる糖尿病対策のレシピ集です
みなさんベジファーストという言葉を知っていますか?
ベジファーストとは食事の最初に野菜を食べる食事法のことです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」からベジファーストに関する記述が削除されました。
これは効果がないからというわけではなく、ベジファーストが正しく理解されず「野菜を先に食べればダイエット効果がある」というような誤解が広まったからです。
野菜に含まれる食物繊維は糖質の吸収を遅らせるため食後血糖値の急上昇を抑制する効果があります。
<ベジファーストの効果的な方法>
野菜から食べていても早食いだと効果が減るかもしれません。ベジファーストの研究では「野菜を食べて10分あけてから米飯を食べる」という条件下で
食後血糖値の上昇が抑制されることが示されました。
そもそも野菜はどれくらい食べればいいのでしょうか。
しかし、日本人の摂取量の平均値は256gと目標量より100g程度足りていない状況です。
1日分の野菜の例です
ただし野菜ジュースは搾りかすとして食物繊維が取り除かれています。果汁を含む商品は糖質量が多く、食事の最初に摂取するとかえって血糖値が上がりやすくなります。
《参照》1)令和5年国民健康・栄養調査参照
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45540.html