レシピ集|名古屋市の糖尿病専門クリニックのスタッフが更新

名古屋市の糖尿病・内分泌 内科クリニック TOSAKI スタッフによる糖尿病対策のレシピ集です

 

419日に第33回糖尿病教室を開催いたしました。

今回のテーマは『腎臓を守る』ということで、「低たんぱく質・減塩の弁当」を皆様と食べながらお話させていただきました。

管理栄養士からは「腎臓を守る食事」医師からは「3大合併症と新薬」看護師からは「フットケア」の話しをさせていただきました。

糖尿病の合併症として糖尿病性腎症を発症する方が増えています。これは長期的に高血糖が続くことで血管が傷めつけられ、腎臓が傷むことで起こります。

ポイントが分かっていれば、血糖値のコントロールだけではなく、腎臓にやさしい食事をすることができます。

食事で腎臓を守るポイントとして3つあります。

塩分を減らす
食塩の主な成分であるナトリウムは、主に腎臓から排泄されます。腎機能が低下してくると、体内に塩分が溜まり、高血圧や動脈硬化が進み、さらに腎機能が低下してしまうという悪循環が生じます。腎臓を守るため塩分を控えた食事にします。

たんぱく質をとりすぎない
たんぱく質が代謝される際、老廃物が腎臓でろ過され、尿のなかに排泄されます。老廃物が多いと腎機能が低下しているときには腎臓に大きな負担をかけ、尿毒症症状の出現や腎症の進行を早めてしまいます。そのためたんぱく質の摂取を適量にすることが必要になります。 主治医の指示によりたんぱく制限が必要になった場合、当クリニックでは栄養相談で詳しくお話します。

適切なエネルギーを摂取する
たんぱく制限が必要になり、たんぱく質を減らすと身体に必要なエネルギーが不足することがあります。その場合、体の筋肉が分解されエネルギーとして使われます。これでは、せっかくたんぱく質を制限したのに、老廃物が増加してしまいます。そこで、足りないエネルギーは炭水化物や脂質で補う必要があります。

 

お弁当は何種類かありますが、写真の献立はこちらです。

・たんぱく質調整ごはん

・海老よせフライのタルタルソース

・ブロッコリーのごま和え

・ペンネのトマトソース

・野菜と豆のサラダ

 

 

HPはこちら→たんぱく調整冷凍弁当ゆめの食卓ごはん付きG1セット

 

 

 

 

参加してくださった皆様からは、

脂質や糖質だけではなく、塩分、たんぱく質の摂取量にも注意をすると腎臓を守ることができるとわかった。

体に負担は感じないから、なんとなく治療に足を運んでいたけれど、『糖尿病性腎症、網膜症、神経症』という3つの合併症の話を聞いて、糖尿病と向き合う気持ちになった。

といった意見をいただきました。今回教室でのお話しが、今後の治療に役立てれば幸いです。

 

 次回の第33回糖尿病教室は6/12(木)12:30~14:30 ホテルグランコート名古屋にて

栄養バランスの良い中華料理を楽しむ会を開催します。ホテルグランコート名古屋 中国料理 花梨さんの料理長と相談しながらメニューを考え、カロリーを計算したお料理を楽しんでいただきます。

予約制となっております。参加希望の方はクリニックまでご連絡お願いいたします。

 

 

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